
今後30年間に東海地震、東南海地震の発生する確率は80%以上と云われております。
特に、同時に発生するとマグニチュード8.5クラスの巨大地震になると思われます。
尾張東部は震度6弱以上となり、人は立っていることができず、木造住宅で耐震性が低い建物は倒壊するものが多くなると云われています。
地震対策として、免震構造、制震構造、耐震構造が考えられます。
免震構造は施工費が数百万円と高く、耐震構造は現在、ほとんどの住宅で一般的に行われておりますように筋かいを入れたり、構造用合板を張って建物自体を強くして地震に耐えるようにするものですが、揺れを軽減することはできませんので、繰り返しの地震(揺れ)に弱く、一度部材が損傷すると復元できないことが最大の欠点です。
私は、費用、効果等を総合的に判断して、制震構造が最適と思います。
制震構造とは、建物の揺れを特殊な装置で制御するものです。
地震による建物の揺れのエネルギーを、粘弾性ダンパーと云う特殊な装置で瞬時に熱エネルギーへ変換し、地震エネルギーを吸収することで揺れを小さく抑えるもので、パッシブ制振と云います。
制震工法にも数種類の工法が有りますが、私が採用する制震工法は、最新、最先端の技術開発により誕生した、特殊粘弾性ダンパーと云う制震装置を使用するもので、製品として特許を取得し、制震工法として公的機関に於いて動的加振実験も行い、「防災技術評価」認証を取得しております。
一般に行われてる耐震工法に制震工報用ダンパーを追加することで、地震の揺れを抑えて、建物変形を60~70%低減できます。(変形が40~30%になります。)
一戸当り、免震工法の1/10程度の施工費で、施工期間もかかりません。(一戸当り、数時間程度です。)
一戸当り、数箇所のダンパーの設置で、40~50万円程度で出来ます。
ダンパーは施工が簡単で、大工さんが普通の筋かいと同様に施工できます。
又、メンテナンスの必要はなく、繰り返しの地震にも強く、温度変化、長期間使用(実験で60年以上相当を実証)にも劣化はほとんど有りません。その後もわずかな劣化で100年位は有効に働くものと思います。
コンピューターの 「時刻歴応答解析」 と云う解析プログラムによる動的解析により、制震シミュレーションで、建物毎にダンパーの設置効果や設置個数が確認でき、耐震構造と比較することができます。自分の目に見える形で確認できます。
制震工法は、建築基準法の規定により単独使用が認められておりませんので、建築基準法の規定による耐震構造に制震工法をプラスすることになります。
建築基準法レベルの1.5倍以上の耐震性が有り、住宅性能評価の耐震等級3と同等以上で、さらに大幅な制震効果により、大きな変形低減効果が期待できます。
建築基準法の耐震基準は住宅性能評価の耐震等級1ですが、大地震の時に絶対安全と云うことでは有りません。人命に関わる損壊を防ぐ最低基準であり、大損壊により使用不能となることもやむを得ないと云う考え方です。

