
日本には四季があり、世界中でも自然環境に恵まれている国だと思いますが、梅雨時から夏場にかけての高温多湿はなかなかの厄介ものです。冬場の寒さも身に凍みます。
そして、都市部やその近郊ではこれらの気候特性以外にも、自動車の排気ガス等による大気汚染が大きな問題です。近年は中国大陸から大量の大気汚染物質も流入しており、今後も改善されることはないだろうと思います。
これらの汚染物質は肺がんや呼吸器疾患の原因物質の一つと云われております。
家造りで一番大切に考えなければならないことは、いかにして家族が健康で楽しく暮せる家を造るかと云うことです。健康であって始めて幸せな家庭ができます。
そして、人が健康であるためには、家そのものがカビ等の発生がなく、健康でなければなりません。
家を造ろうとする方には、さまざまな理念やこだわりが有ると思いますが、一番先に求めるべきことは快適な住み心地と安全性です。
住み心地は断熱、換気、冷暖房の方法により、安全性は地震対策を中心とした構造により決定されます。住み心地を阻害する要因の結露、カビ、ダニの問題もなかなか「これだ!」と云う解決策がなく、いろいろな方法が提案されていますが、一長一短が有ります。
私もいろいろな勉強を重ねた結果「外断熱にして、換気をきっちりとして、家中の温度差をなくす。」ことが一番の解決策であると言う結論になりました。
地震対策は木造軸組工法で制震構造とすることが最適です。
デザイン、間取り、インテリアや設備がどんなに気に入ったとしても、住み心地のいい家にはなりません。
空気がきれいで、夏涼しく、冬温かくて、生活臭やペット臭がなく、自然と元気になり、家に居ることが楽しくなりストレスが溜まらない家が「住み心地のいい家」となります。
断熱は板状断熱材で外断熱とし、換気は第一種セントラル換気とし、暖房は深夜電力蓄熱暖房で、音も風も臭いもない輻射暖房とし、ほんわかとした温かさの、暖房していることを意識させない家となります。
外断熱とセントラル換気により、さわやかな空気で暑さを忘れさせるほど涼しく、エアコンは冷暖房とも最少限に抑え、補助的な使用でランニングコストを抑えることができます。
これらにより、建物内はどこもかしこも、床下や小屋裏そして壁体内部も温度差が無くなり、結露、カビ、ダニの発生も無く、空気がさわやかできれいな「健康住宅」「住み心地のいい家」となります。
部屋間の温度差が無いために、個室以外のパブリックスペースはドアの無いオープンスタイルとしたり、吹抜けを設けることができます。オープンスタイルの部屋は、車椅子の生活にも、動きやすく快適です。 又、吹抜けが有っても部屋間の温度差が無いために、冷暖房費は余り変わりません。
又、人が生活して、ペットを飼えば、当然生活臭やペット臭が出ますが、24時間セントラル換気で速やかに排気することで、臭いを全く感じなくなります。
梅雨時に洗濯物を室内に干しても、夜にはカラッと乾くほどベトベト感が無く、空気がさわやかになります。
そして、床下や小屋裏も温度差が無い為に、結露やカビが無く収納に利用できます。
住み心地を良くする為に、できる限り自然素材を使用しますが、化学物質過敏症の人は自然素材にも反応することが有ります。今のところ、この問題を完全に解決できる医学的な解決策が有りませんので、ご理解いただきたいと思います。

